前に登場しました「振動理論(万物は振動から成り、人の言葉は心と連動して万物に影響を与える)」ですが、
いくら私たちが意識できない領域のお話とはいえ、何か日常生活において活用する方法を見つけたいところです。
ここでは一つ、実際に私も意識していることをご紹介いたします。
私たちの社会において、メール等の文字ではなく、会話による直接のコミュニケーションというものはいくら情報社会になったとはいえ必須であると感じております。
この会話というものは、お互いが発した単語・文章の意味を取り込んで理解しあうことが目的ですが、会話の内容によっては嬉しい・楽しい気持ちになることもあれば、
憎らしい・腹立たしい・悲しいといった気持ちになってしまうこともあると思います。
憎らしい・腹立たしい・悲しいといった気持ちになる相手とは会話せずに避ければよいですが、仕事や学校などでは避けてばかりというわけにもいかないと思います。
しかし、振動理論@でもお話しましたが、人の声も所詮はただの振動であり、私たちの脳で勝手に意味として理解しているだけのことです。
よって、「相手が発した言葉の意味を理解しようとする」のではなく、「相手が発した言葉の振動に意識を向けて処理する」といった意識を保てばいかかでしょう。
振動に重きを置きすぎて言葉の意味を理解できないまま処理するのはだめですが、多くの場合、脳全体を使わなくても相手の言葉の意味は理解できます。
ただし、単純に「相手の言葉をよく聞いて、その振動に意識を向けて処理する」といっても、大勢の前という緊張する場面や、実際に相手の真ん前でそのような対応を明日から
直ぐにとれるかと言われれば難しいと思います。しかし、言葉の意味と同時にその振動も感じる努力を続けると段々と心に余裕ができ、自然と憎らしい・腹立たしい・悲しいといった
感情が減り、会話自体が楽しくなると思います。さらには、もしかしたら相手の性格や心の状態なども振動を通じてこちらが分かってしまうようになるかもしれません。