仮にある人が、苦しんでいる他人についてその苦しみが無くなるようにという強い祈りの心をもって「南無妙法蓮華経」を口唱しているとします。
前ページで登場した仏性という心の根っこの部分は、私たちに共通していると言われております。よって、この仏性を通じて相手に祈りを届けることも可能だと考えられます。
また、日々口唱を続けて自分の心から罪障の汚れを落とせば落とすほど、仏性を通じて他人への祈りが通じやすいとも言われております。
さらに、振動理論(人間の言葉はその人の心と連動して万物に影響を与える)を適用させると、口唱している自分と祈りを届けたい相手との距離が近ければ近いほど、
振動が直接伝わることでその効力も大きいと考えられます。
ここまで「南無妙法蓮華経」や「仏性」のお話でしたが、【信心とはA】で述べました通り、宗教などの意識できない領域の信心は過酷で厳しいです。
私も仏教の信心を続けておりますが、透き通った慈しみに満ちた心を保つこと、自分以外の全員から罵倒されようとも決してぶれない心を保つことを
目標にして、人生を生き抜くことを決めております。